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『寒さで歯が痛い!?冬に増える“食いしばり”の話』

寒い季節とお口の関係

寒い季節に入りましたね。

インフルエンザの流行も始まっているようですが、皆さん体調はいかがでしょうか?

さて今回は、「寒さとお口の関係」についてお話しします。

寒くなると腰痛が出やすいことはよく知られています。

これは、冷えによって血行が悪くなり、筋肉がこわばることで、いきなり動かしたときに痛みが出やすくなるためです。

では、お口の周りではどのようなことが起こるのでしょうか。

実は、寒くなると無意識のうちに食いしばりが増える方が多くなります。

その結果、顎の筋肉が緊張し、顎関節症のような症状(口が開きにくい、顎が痛い、カクカク音がするなど)が出たり、首や肩のコリにつながることもあります。

また、歯にも影響が出ます。

歯を強く噛みしめる時間が長くなることで、歯の神経(歯髄)や根の周囲(歯根膜)に炎症が起こり、

「歯がしみる」「噛むと痛い」「歯が浮いた感じがする」といった症状が出やすくなります。

改善のためには、

張り紙法(当院ブログにて紹介

ネックウォーマーなどで首まわりを温める

就寝時のマウスピースの使用

などがおすすめです。

寒い季節も、お口まわりの筋肉を冷やさず、リラックスを心がけて過ごしましょう。