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精密根管治療について

歯科治療の70%はやり直しの治療と言われています。

 

根管治療とは・・・

皆さんがご存知のように、歯の中の神経や組織を取り除く治療です。歯は1本1本が生きているため、しみる感覚や歯の修復機構があります。

根管治療後には取り除いた部分が空洞になるため、その部分を緊密に材料で埋めます。

根管治療はそれをしなければ抜歯しか方法がないので、【歯を残す最後の治療】と言われています。

そこで当院の精密根管治療は「抜歯となる可能性をより下げる」「治癒までが早い」「再発しにくい」ということが特徴です。

 

その理由は、以下のことを行なっているため可能になります。

①CT

②ルーペ・マイクロスコープ

③ラバーダム防湿

④隔壁

 

①CT

通常のデンタルX線画像に加えCTを用いることで、通常は見つけられない根管や彎曲、亀裂、病変の大きさなどを立体的に捉えることができます。

 

②マイクロスコープ

 

 

 

 

 

 

 

 

正確な診断にはCT、治療にはマイクロスコープが大活躍します。

再治療の歯を、マイクロスコープを用いて観察すると原因が見つかることが多いです。

細菌までは流石に見えないですが、問題の発見と的確な除去が治療期間の短縮にも繋がります。

 

③ラバーダム防湿

唾液や血液の侵入を防止します。

唾液中には細菌が多く含まれているため、処置する歯のみを外に出して安全に治療します。

また、口腔内の乾燥を防いだり、薬品や器具の落下も防ぎます。

「ラバーダムをする方が楽」と言われることが多いですが、鼻呼吸できない方はスタッフにお伝えください。

 

④隔壁

隔壁は正確なラバーダム防湿をするのに必要な処置で、次回来院するまでに唾液や細菌の侵入を防ぐ役割をします。

 

 

 

根管治療の成功率は、米国では90~95%に対し日本では45~70%とのデータがあり、日本では根の治療の再治療が多い傾向があります。

その理由は、保険診療の限られた材料で、さらに非常に安い治療費設定をされてしまっていることが原因と言われています。

米国はインプラントよりも根管治療の費用の方が高く、インプラント埋入25万円(上部構造は別途)に対し根管治療40万円と大きな差があります。

他国においても、他の治療も含め、日本のような激安の治療はありません。

インプラントよりも根管治療の方が治療費が高いのは、人工物より自分の歯が勝ることはないので当然のことでしょう。

 

 

根管治療と被せ物の成功率

Ray HA,Trope M. Periapical status of endodontically treated teeth in relation to the technical quality of the root filling and the coronal restoration.Int Endod J 1995;28:12-18

 

 

当院の精密根管治療との比較