新着情報
歯周組織再生療法を深堀!~歯周組織再生剤 リグロスとエムドゲイン~
みなさんこんにちは【ぱんの耳】です!
あけましておめでとうございます。
2024年良い年を過ごせましたでしょうか?(^^)
2025年も健康的なお口を目指して歯みがき、フロス、定期健診をかかさずにいきましょうね!
さて…
皆さんは歯周組織再生療法という言葉を聞いたことがありますか?
歯周組織再生療法とは 歯周病で破壊された歯周組織の再生を促進する治療方法 です。
そして、、、その治療で重大な役割を果たすのが 歯周組織再生剤 です。
今日はこの歯周組織再生剤について、詳しくみていきたいと思います。
歯周組織再生剤とはその名の通り【歯周組織再生のための細胞の増殖を促すもの】です。
当院で使用している歯周組織再生剤は リグロス というものです。
リグロスはトラフェルミン遺伝子組み換え(FGF2:人塩基性線維芽細胞成長因子)が主成分に使用されています。
この主成分はヒトの体内に存在する物質を大腸菌に組み込んで人工的に作り出した物質です。
これだけ聞くと、え!?!?大腸菌!?!!!?となるかもしれませんが、実はやけどや褥瘡(床ずれ)の治療にも使われている成分なんです。
そう考えると少しイメージがつきやすいですよね!
でも実は歯周組織再生剤にはもう1種類メジャーなものがあるんです。
その名も エムドゲイン
エムドゲインは歯周組織再生剤としての歴史ある材料なので使用している医院は国内外ともに多いです。
では、当院で使用しているリグロスとエムドゲインではどのような違いがあるのでしょうか。
様々な文献をもとに比較した結果が上記画像になります。
リグロスとエムドゲインには主成分の違いや歴史、症例数など様々な違いがあります。
ですが、その効能の面で比較したときには
多少の差はありつつも ほぼ同等の効果が期待できる ことが分かっています。
当院では
・日本製である
・保険導入があり使用しやすい
・リグロスに絞ることで予後の評価がしやすい
・臨床実感として効果が高い
という点からリグロスにて歯周組織再生療法を行っています。
当院で行う歯周組織再生療法は、基本的には自費診療であり、適応等もあるためご興味がある方は是非ご相談ください。