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Q.歯のPCRとはなんでしょう??
みなさんこんにちは。
新型コロナウイルスが流行してから「PCR検査」という言葉を耳にする機会が増えましたね。
PCRというワードに敏感に反応してしまうかたもいらっしゃることと思いますが
歯科で用いられるPCRとはなにかご存知でしょうか。
ここでいうPCRとは「プラーク(=歯垢) コントロール レコード」のことです。
ブラッシング指導の際によく私たちが指標として用いるのがPCRです。
染め出しを行い、歯にどれだけの割合でプラークが付着しているのかをパーセンテージで表します。
すべて磨けていなければ100%、逆にすべてきれいに磨けていれば0%となります。
一般的にはPCRが20%以下が目標値となってます。ですが自己流のブラッシングでPCR20%を達成することは極めて困難です。
染め出しを行うことで、白い歯についた、白い歯垢を見やすくし患者さんにもわかりやすく「どこが磨けていないか」「どんな器具をどうやって使ってプラークを落とせばいいのか」などをお伝えすることができます。
歯科医院でいくら歯をキレイにしても、毎日、朝昼晩と歯のお手入れをするのは患者さんご自身です。
日常のケアの質を高くすることによって
虫歯や歯周病予防にもなることはもちろん、キレイなお口で食事をとることでおいしく、食べ物の味をしっかり味わうことができます。
なんの症状もないからと歯科医院に行くことなく、そのまま放置してしまうと10年後、20年後、30年後…とお口の中の状態はどんどん悪くなり、自覚症状がでたころには歯が抜かないとダメな状態になってしまっていた…なんてことになりかねません。
健康な歯がそろっているうちこそブラッシングのテクニックを磨き、本当の意味で健康で快適なお口にしましょう!
こちらは、まったくブラッシング指導を受けたことがない患者さんの一例です。
Before
このときPCRは94%でした
After
お口に合った歯ブラシの処方とブラッシング指導をうけた結果、ご自身のブラッシングのテクニックが向上しPCRは65%まで下がりました。(-29%)
ブラッシングは努力すればするだけ結果に繋がります。
みなさんもぜひ歯科医院でブラッシングの見直しをしてみてください。
以前にも当院のブログにてブラッシング方法をご紹介させていただきました。合わせて参考にしてみてください。