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型取り(印象採得)が苦手な方へ〜上手なかかり方のコツ〜

型取り(印象採得)の重要性

型取りは医学用語で印象採得と呼ばれ、大変重要な処置にあたります。

それによって作られる模型で、技工士は患者さんを想像して被せ物などを作成していきます。

技工士にとって模型=患者です。

模型の精度で医院のレベル、ドクターのレベルが評価されると言っても過言ではありません。

当院では技工士が上手に製作しやすいように、高いクオリティを求めて印象採得を行っています。

 

印象採得が苦手な方

印象採得が苦手な方は多くいらっしゃいます。

そのため、当院では印象材(型取りの材料)の量や硬化時間を調整し、なるべく嘔吐反射(ゲッとなる反射)が起こらないよう工夫をしています。

それでも苦手な方は、ご自身でもできる楽になる方法がありますので以下の方法を試してみてください。

 

①丹田に力を入れる

②鼻でゆっくり深呼吸

③足をあげて爪先のより先端に意識を集中させる

④苦手意識や先入観を持たない

⑤緊張しすぎない

 

 

①丹田に力を入れる

丹田とは、臍下10cm程のところにあります。丹田に意識をして呼吸をする丹田呼吸では、吸う時に丹田の辺りに呼気が溜まるように十分意識して、ゆっくり吐きます。そうすると、酸素がより入り、呼吸しやすくなります。

②鼻でゆっくり深呼吸

深呼吸をすることで、緊張をほぐします。リラックスした状態の方が気持ち悪くなりにくくなります。

 

③足をあげて爪先のより先端に意識を集中させる

意識をなるべく遠くの方にもっていきます。この方法は苦手な方でも楽になることが多いです。

④苦手意識や先入観を持たない

⑤緊張しすぎない

気持ちのコントロールをしましょう。普段の食事が問題ないのであれば、口の中に物を入れても大丈夫なはずです。人にやられる、食べ物以外が入るから気持ち悪いと言った先入観が悪循環を生みます。当院に通うにつれ、「前は型取りが苦手だったけど大丈夫になった」と言われる方も多いです。やはり本来は、大丈夫なことが多いのではないかと思います。

 

医療現場でもデジタル化が進んでおり、昔からある印象採得でなく、スキャナーでデータとして取り込むといった技術も出てきています。

ただ機械の精度の問題や、設備が整っている技工所に限りがあるなどの問題があるため、当院では現在導入を見送っています。

鎌田歯科医院は年々進化していくので、問題が解決できるのであれば、新しい機材の導入を行なっていく予定です。

すぐに新しい物に飛びつくのではなく、精度を重要視しながら慎重に行なっていきますので、安心してご来院下さい。